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子虎ネット


 「子虎ネット」の開発背景


検索結果の質と量

 近年では、インターネットへのアクセス環境が向上するに伴って、小学生などの子供も簡単にインターネットの世界に入り、情報を検索できるようになっている。しかし、インターネット上の情報を検索するときに、その量と質を維持しながら探したい情報を検索することは非常に難しい。

  例えば、検索システムに「リンゴ」と入力して検索した結果、何十万個の検索結果が提示されると、子供はそれ以上検索を続ける意欲を失う。また、検索結果が少ない場合でも、その内容が子供に相応しいかどうかは保障できない。

 通常、ウェブ上の情報は一般成人を想定して作成されたものがほとんどであるため、子供のための検索システムは、子供のために特別に作ったサイトだけを検索結果とするか、あるいは、一般サイトの中から子供が見てもいいサイトだけを検索結果にするかの選択を行う必要がある。「子虎ネット」は、この二つの案を合わせた検索支援システムの構築を目指すものとする。


有害情報の遮断

 有害な情報を遮断しながら、子供の知能発達過程を助けるような検索システムの提供は子供にとって大変重要な問題である。有害な情報を遮断する方法は一般的にキーワード方式を使う。即ち、予め決めたキーワード(ストップリスト)を含んでいる情報やサイトは子供に見せない方式である。

 しかし、この方式の欠点はキーワード自体にある。予め決められていないと思われる(ストップリストにないと思われる)キーワードを使うか、あるいは少し変えた表現を使う情報は通過され、検索結果として子供に提示される。例えば、子供を対象とした検索サイトにおいても、このような有害情報に容易に辿り着いてしまうのが現状である。この問題に対して、「子虎ネット」は、より積極的な方法として、検索経路とそれに関連する推薦サイトなどの情報を子供に提供する。


学習の一環としての検索

 知能発達過程を助ける検索システムは、検索に教科課程も反映して、できるだけ子供が学習手段として検索システムを利用するのを支援するシステムである。即ち、情報検索という行為は、それ自体が学習活動の一環として行われるべきである。

 たとえば、ある概念から関連する概念を考えて、なぜその二つの概念が関連しているかを科学的に明示することによって、概念と概念間のネットワークが広がっていく。その結果、子供の知的能力は刺激を受け、もっと柔軟な思考方式を身に付けることができる。概念と概念間の関連付けは参考用の検索経路として子供に提供され、子供は自分の考えを追加したり、内容を修正したりしながら、検索経路を成長させる。


 

 

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